勉強が嫌いな子供の学習計画の立て方!勉強の目的を明確にするために学習日記を書こう!

こんにちは!

伊東市の塾へ行っても成績が伸びない勉強が嫌いな中学生専門家庭教師の富おか正典です。

今日は「中学生の勉強の計画を立てる方法」についてお話しします。

私は授業の終わりに宿題を出すようにしています。

私の授業はオーダーメイドなので、宿題の量は個人によって異なります。

各生徒の「能力」や「やる気」に応じて、最大量の宿題を出すことを心掛けています。

 

ある日、私が生徒に

「宿題はやってきましたか?」

と質問すると、生徒は自信をもって

「やってきました」と言って誇らしげにノートを見せるのです。

 

そこで、私は

「じゃあ、宿題がしっかり出来ているかどうか確認してみよう」

と言って、宿題になっている問題から、理解に重要な問題を抜き出してテストをします。

 

すると、完璧にやってきたはずの宿題なのに、復習テスト問題が出来ません。

テスト問題は宿題に出ていた問題と全く同じです。

 

このように宿題をやってきたはずなのに、出来るようになっていないということは、勉強が苦手な中学生ではよくある話です。

 

なぜ、宿題でやった問題ができるようにならないのでしょうか?

 

このような現象は特に男子生徒に見られることが多いです。

 

男子生徒は、勢いで勉強してしまうことがよくあります。

例えば、英単語の練習で英単語を100個書き取りしてくると、男子生徒はほとんど覚えていないケースがあります。

ところが、本人は英単語を100個ぎっしりノートに書き込んでいるので、達成感を強く感じています。

目的と手段が入れ替わってしまっているのですね。

 

本来であれば英単語を覚えるはずの書き取り作業が、書き取り作業自体が目的になってしまい、覚える作業が抜けてしまっているのです。

このようなケースでは、作業を終えた生徒は終えた時に必ず「先生、終わりました」という言葉を使います。

本来であれば「終わりました」ではなく「できるようになりました」が目的です。

完全に目的を間違えています。

 

目的と手段を間違えて、宿題をこなすことだけを目的として学習を続けると、決して成績は伸びません。

そこで、生徒に本来の目的である勉強を身につけることを意識しなければなりません。

そのために、学習を日記を書く習慣をつけさせます。

 

学習日記には日々の学習計画を書き込んでいきますが、

●月×日
漢字pXX~pYY
英語問題集pXX~pYY
数学問題集pXX~pYY

と言う書き方ではダメです。

正解の書き方は、

漢字pXX~pYYを完璧に覚える。
英語問題集pXX~pYYで不定詞の形容詞用法を完璧にする。
数学問題集pXX~pYYで二等辺三角形の性質を用いた証明を出来るようにする。

と具体的なゴールを明確にさせるのです。

その為には、宿題の量を調節してあげることが大事になってきます。

また、宿題に簡単な問題が多すぎると、何も考えずに勢いで解くこと出来てしまうので宿題が「作業」になりやすくなってしまいます。

 

そこで、親や指導者が子供の宿題の量や質をしっかり調節して管理してあげることが、とても大事になります。

 

しかし、ほとんどの学習塾では1回の授業で扱っている生徒の数が多いため、個人の能力に合わせた宿題を出すことができません。

この作業を行わなければ、間違いなく子供の宿題はただの作業になってしまい、結果として理解する事ができません。

 

塾へ子供を通わせる場合は、宿題の管理を親がしっかり行う必要があると私は考えています。

 

最後に、学習日記の習慣化についてお話しします。

学習日記を最初から子供にしっかり書けと言っても、子供たちは混乱してしまい、学習日記自体が嫌な作業になってしまうので、長続きしません。

そこで、まずは一週間、自分がやった勉強を毎日、正確に日記に書かせることから始めます。

前述の通り、何をやったかだけではダメです。

何を何の目的でやって、出来るようになったのかどうかまで書かせます。

 

学習日記をしっかり書いているかどうかは親や指導者が毎日チェックします。

そして、うまく書けていない場合は訂正します。

 

学習日記はほとんどの子供にとって初めての作業なので、適当にやっていたからと言って怒ってはいけません。

まずは丁寧にやり方を教えていきましょう。

 

一週間学習日記を書き続けることが出来たら、今度は学習計画に変更します。

最初は2~3日分の計画で十分です。

何のために、どの科目を、どれくらいの量行うのか、しっかりと相談しながら学習日記を作成します。

そして、経過通り学習ができた場合は蛍光ペンなどで線を引いて、達成マークを付けてあげます。

そして、学習日記がしっかり出来ている事を褒めてあげて下さい。

 

学習日記をしっかりつけても、成績が上がらない子供もいます。

これは、学習日記の使い方が間違っていることが原因で、子供がサボっているわけではありません。

成績が悪いことを叱るのではなく、学習日記の使い方を修正してみましょう。

 

この作業を更に一週間ほど続けると学習日記になれてくるので、今度は一週間単位で学習日記を付けさせるようにします。

最終的なゴールは、次回の定期テストや実力テストまでに、どの分野をどのくらい勉強して、どのくらいできるようになるかを子供に意識させることです。

慣れてしまえば簡単なので、是非、挑戦してみて下さい。

私も学習日記を取り入れていますが、多くの生徒で効果が出ています。

 

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