中学3年生のための進路相談!志望高校の決め方を解説

みなさん、こんにちは。

伊東市で勉強が嫌いな中学生に勉強方法を教えるオーダーメイド家庭教師の富おか正典です。

 

毎年12月になると静岡県では、

2学期の期末テストと2回目の学力調査テストが終わり、

進路を決めなければならない時期になります。

 

12月の中旬に行われる担任の先生と子供と親の3人で行われる3者面接で、

どこの高校を受験するか最終的に決定しなければいけません。

 

子供はもちろん、お母さんやお父さんにとっても

子供の高校選びは初めての経験で、わからないことが多いと思います。

 

そこで、今日は静岡県の高校の選び方について

簡単に解説します。

 

静岡県は東京や神奈川などの大都市と比べると、

高校卒業後に大学へ進学せずに就職する生徒も多いです。

 

また、静岡県の中でも小さい市町村になると、

大卒者の数が少なく、大学へ進学することのメリットがわからない方も多いです。

 

そこで、高校卒業後に就職の面倒をしっかり見てくれる商業・工業高校へ進むか、

大学進学を目指して進学校へ進むかで悩んでいるお母さんが多いです。

 

まず、簡単に大学進学のメリットを説明します。

医学部や薬学部など大学卒業が国家試験の受験資格になる資格を取りたい人は、

当然、大学へ行かなければなりません。

 

しかし、経済学部や理工学部など、卒業しても何も資格が取れない大学へ

進学する意味はあるのでしょうか?

 

大学卒業で就職が有利になるのは、偏差値が50以上の大学へ進学した場合になります。

現時点では、日本大学や東洋大学あたりのレベルになると思います。

 

このレベル以上の大学へ進学できれば、

大学での成績次第で、有名な東証1部上場企業に就職することが可能です。

 

東証1部上場企業クラスの大きな会社に就職出来ると、

出世の度合いや、会社の業績によっても異なりますが、

40歳くらいで年収が1000万円を超すことが可能になります。

 

ということは、東証1部上場企業への就職を目指すためには、

偏差値50以上の大学へ進学できる高校を選ばなければなりません。

 

静岡県で偏差値50以上の高校では、ほとんどの生徒が大学へ進学します。

 

しかし、偏差値50前後の高校へ進学した場合、

成績の上位20%くらいは前述の上位大学へ進学可能ですが、

残りの生徒は偏差値50以下の大学へ進学することになります。

 

日本で偏差値50以下の大学へ進学すると、

就職は可能ですが、

仕事の選択の幅がかなり狭くなる可能性が高いです。

 

ということで、偏差値50前後の高校へ進学予定で、

大学卒業後の進路が見えていない人は、

高校で上位30%以内に入れるかどうかを目安にしてください。

 

高校入学時の成績と卒業時の成績はほとんど変わりません。

よって、現在の自分のポジションで判断すれば良いと思います。

 

もし、希望する高校の30%以内(悪くても半分より上)に入れない場合は、

1ランク高校を下げることをオススメします。

 

1ランク高校を下げることにより、大きなメリットが生まれます。

 

まず、1ランク下の高校に入学する生徒の大半は、

自分の子供よりも成績が悪いです。

 

そのため、高校の授業は

自分の子供よりも低いレベルで行われるので、

落ちこぼれる心配がありません。

 

無理して進学校へ進んだために、授業についていけず、

高校を退学してしまったという子供の話をよく耳にします。

 

次に、1ランク下の高校といっても、

2~3つ程度、偏差値の高い大学の推薦枠を持っていることがあります。

商業高校では商学部や経営学部、

工業高校では工学部など、

専門性の高い学部について推薦枠がある場合があります。

この推薦枠を狙うのも一つの手です。

 

また、高卒で就職する場合も、

良い就職先は当然、高校での成績順に決まります。

 

前述の通り、高校での成績の逆転はほとんど不可能です。

なぜならば、高校での勉強は中学での勉強の基礎の上に成り立っているからです。

 

1ランク下の高校に上位の成績で入学すれば、

卒業もほぼ上位で卒業できます。

 

とにかく、高校は上位で卒業することが大切になります。

 

大学は1ランクでも上の大学へ進学し、

腐っても鯛という考え方でよいのですが、

高校は鶏口牛後で考えた方が得を出来ます。

 

この考え方は、公立高校に限らず、

私立高校にも当てはまります。

 

大学へ行ったことがない親御さんは、

自分の子供の成績が良いと大学へ行かせたがる傾向があります。

 

今の40~50代の人の大学進学率は30%前後だったので、

大卒の資格が出世に有利に働きましたが、

現在の大学進学率は60%近いです。

 

下位の大学へ進学するメリットはほとんどありません。

 

慎重に高校を選んでください。

 

1点だけ注意です。

 

もし、子供を将来海外で働かせようと考えている場合は、

下位でも構わないので大学進学をオススメします。

 

外国では大学卒業によって得られる学位で、

就職や給料が変わってくることがあるからです。

 

また、先進国である日本の大学学位は、

途上国へ行くと有利に働きます。

 

もし、海外で就職したい場合は大学進学することをお勧めします。

 

以上、静岡県の中学生の希望高校の選び方でした。

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